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zoom RSS 「今日はもしかするとビリじゃないかもしれない」

<<   作成日時 : 2008/06/06 05:54   >>

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小林さんの娘さんは、
染色体の異常で、
体の筋肉が人の半分しかありません。

同じ距離を走るのに、人の3倍から4倍かかります。

運動会のかけっこでは、
いつもビリでした。


娘さんが5年生のときの運動会、
小林さんの奥さんがニコニコして言いました。

「今日はもしかするとビリじゃないかもしれない」

実は、クラスの中に怪我をした女の子がいて、
足首に包帯をグルグル巻いていそうです。

先生が徒競走はやめるように言ったのですが、
その女の子はどうしても走りたいと言ったそうです。

奥さんは、
「はじめてうちの娘は、ビリじゃないかもしれない」
と思いました。

しかし、結果はまたもやビリでした。

でも、奥さんも娘さんも、
ニコニコで帰ってきたそうです。

それはどうしてか?





ヨーイドンで走り出したとき、
やはり怪我をしている女の子は、
ビリでした。

おまけに「キャッ」と言って
転んでしまいました。

そのとき、
小林さんの娘さんは、
先を走っていたのに、

「どうしたの?」って足を止めて、
トコトコと逆走して、
転んだ女の子を助け上げ、

その腕を持ってあげて、
一緒に走りました。

ゴール直前で、
怪我した女の子の背中をポンッと先に押してから、
自分がゴールに入りました。


結局ビリだったんです。


でも、ゴール手前でもう一度テープが張りなおされ、
会場は割れんばかりの大拍手、大歓声に包まれました。

帰宅した娘さんは、
ニコニコしながらテレビを見ていました。


このとき、小林さんは非常に衝撃を受けました。
娘さんの価値観は自分とは違う、
速く走るとか、速くゴールするというものがない。

小林さんは、何百回も考えた結果、
こういう結論になったそうです。

「娘の生き方のほうが正しい」


〜 楽しい人生を生きる宇宙法則 小林 正観 (著) より 〜
 

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◎作業療法士の【支援セラピー】
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勝ち負けとは関係のない世界で、
価値を見出している人もいます。

立場が違えば、価値観も違う。

間違った方向に支援してしまわないように、
気をつけたいです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

小林正観さん、ご家族のみなさん、ありがとう。







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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめてコメントします。アニキのブログから来ました。とてもいいブログですね!この話もすごく素敵です!!

僕も臨床の中で、その人が価値を置くことに注目するようにしています。人の数だけ異なる価値観が存在しますからね。良いか悪いかはわかりませんが、今後もこのスタイルを継続していきたいと思います。

これからも、ためになる良い話を載せてくださいね。
またおじゃまします!
メタルOT
2008/06/06 22:24
メタルOTさんへ
コメントありがとうございます。

「人の数だけ異なる価値観が存在する」

ホントにそう思います。
素敵な言葉をありがとうございます。
これからもよろしくおねがいします。
ごとおです。
2008/06/07 05:35
勝つとか負けるとかそういうことじゃなくて
要は自分に納得できるか、だと思う今日この頃です。
小学五年生でそう思えるこの子はすごいと思いました。
心温まるお話をたくさん、ありがとうございます。
まつこ
2008/08/10 04:39
私も、「自分に納得できたかどうか」
という視点で物事を振り返られるようになりたいと
思います。
ごとお
2008/08/10 05:58

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