支援セラピー! 〜作業療法士のブログ〜

アクセスカウンタ

zoom RSS 相手が望む姿であればいい。

<<   作成日時 : 2009/05/21 20:43   >>

トラックバック 0 / コメント 2

リハビリ専門職・作業療法士である私が、
病院の精神科で、
園芸作業をするグループを
担当していたときのことです。

メンバーの中に、
「みんなのお母ちゃん」みたいな人がいました。

とてもしっかりして、
よくみんなのことに気を配り、
せっせとお世話する人でした。

知らない人が見たら、彼女がスタッフだと思うような
動きをしていました。

「かあちゃん」は、
気をつかい過ぎて、
がんばり過ぎて、
疲れてしまって、
統合失調症という病気になってしまった人です。


当時の私は新人で、
大先輩から引き継いだばかりの
ポジションでした。

まだまだワカゾーだった私は、
「みんなのかあちゃん」から、
「先生!先生!」と呼ばれることに、
とても違和感を感じていました。

「自分の母親みたいな人に『先生』って呼ばれても・・・」と。


ある日、かあちゃんに、
「『先生』なんて呼ばないでくださいよ」
と、軽く言ってみました。

すると、かあちゃんは、

「困る。そんなの困るよ。
『先生』って呼ばせてよ!」
いいじゃない。先生で」


と、お願いしてきたのです。


意外な反応でした。
そんなに必死にならなくてもいいのに・・・と。


そのあと、
少し話をしてみてわかったのですが、
かあちゃんは、「先生と患者」という関係でいることで、
心が落ち着くとのことでした。

自分のポジションが持ち上げられるのがプレッシャーで、
「怖い」と言うのです。

私のことを、「先生」という位置に置くことは、
病気とうまく付き合ってきたかあちゃんの、
がんばり過ぎないための予防策でした。



私の呼ばれたい名前と、
彼女の呼びたい名前が違っていました。

私がこうありたいと思う姿と、
彼女がこうあってほしいと望む姿が、
違っていました。






----------------------------------
●【支援セラピー】*^^*
----------------------------------

相手が望む姿であればいい。

----------------------------------

かあちゃんにハッキリ言ってもらえて気がつきました。
自分がしてもらいたいことを、押し付けてしまうところでした。

■よろしくおねがします。 → 人気ブログランキングへ



メルマガ購読・解除 ID: 1006981
作業セラピー! ★ 「作業」を見つめれば、人生が変わる?
   
バックナンバー powered by まぐまぐトップページへ
人気ブログランキングへ にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへ 理学療法士・作業療法士のサイト 療法士.com

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ご無沙汰したでがんす

おいら明日からパワーリハ始めるでがんす
年齢的にも 始めるにはタイムリミットだとも思うし
今までのリハビリのあかげで ピクリともしなかった両足 右手に筋活動が出てきたし

気力も高まった「今」が いい時期に思ったのでがんした

やっぱ動ける可能性があるなら やってみたいすもんね

たとえ効果があまりなくても
やらないで後悔するより
だめもとでも やれば納得できるできるだろうし。。。
武ちゃん
URL
2009/05/22 11:41
武ちゃんへ
おひさしぶりです。パワーリハ、楽しみですね。「気力も高まった『今』」「やらないで後悔するよりは」という気持ち、大切ですね。


ごとお
2009/05/22 23:21

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
相手が望む姿であればいい。 支援セラピー! 〜作業療法士のブログ〜/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる