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zoom RSS ダウン症の書家が、パチンコを?

<<   作成日時 : 2009/09/30 05:39   >>

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ダウン症書家・金澤翔子さんの物語を読みました。

その中で、母、泰子さんから大切なことを教えていただいたので、
紹介します。

ある日の翔子さんのエピソードからです。


▽  ▽  ▽


翔子さんが、
書道教室からの帰りが遅いときがありました。

いつもなら夕方には帰宅しているのに、
その日はなんと、夜の10時半を過ぎても帰ってこない。

よりによって、その日は携帯電話を持っていくのを忘れていて、
連絡が取れません。


「タダイマ!」

帰ってきた翔子さんは、明るく屈託がない。

母がなぜ遅くなったのか問いただすと、
うれしそうに、

「パチンコをしたの」

と言いました。


「楽しかった」
「玉がいっぱい出てきた」

と、興奮して全身で伝えてくれました。


赤い洋服のお兄さんが連れていって、
パチンコの仕方を教えてくれたのだと、
たどたどしく説明したそうです。

書道教室の帰り道で、
呼び込みの人につかまったらしいのです。


母は、どれほど家のみんなが心配したかをさとし、
これからはパチンコ店に絶対一人で行ってはいけないと、
きつく叱りました。

2+2が、3になってしまう翔子さん。
ジャンケンの勝ち負けのルールがを理解できていない翔子さん。

時間のことも、社会通念のこともわからない翔子さんは、
なぜ母に叱られたのかも意味不明でたたずんでいました。

でも母は、しっかり叱ったものの、
内心はなんとあっぱれな子ではないか、
と翔子さんに拍手をしました。


このエピソードに対して、母は言います。

「チンジャラジャラ、
朝早くから大人の人たちが並んででも入る。
あのパチンコ店の前を通って、入ってみたい!
という気にならないほうが、子供としておかしい」

「あの不思議なところへ一度入ってみたい。
携帯電話を忘れたことを幸いに、
呼び込みのお兄さんに先導されて飛び込み、
目を輝かして帰宅した翔子は実に健全な子だと思う」

「知的障害があり、
社会的な常識の範囲で行動できないのは
残念ではあるけれど、

あの魅力にひかれない感性ではつまらないではないか。

一応、翔子は書家のはしくれだ!」



母は、娘の「イイところ」を
ちゃんと見ていました。


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●【支援セラピー】*^^*
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何か一つ、誰だって必ず「イイところ」がある。

それが見えるか見えないか。
それは支援する人のほうの問題ではないだろうか。

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【出典】 「天使の正体―ダウン症の書家・金澤翔子の物語」 金澤泰子(著)
【HP】 「金澤翔子の書の世界」
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