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zoom RSS 「生産的」とはいったいどういうことなんだろう?

<<   作成日時 : 2010/07/23 22:15   >>

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「障害」をテーマにした公開討論会でのこと。

ゲストのひとりは、
「妹とバスに乗って」というベストセラーの著者、
レイチェル・サイモンさんでした。

知的障がい者である、レイチェルさんの妹さんは、
働くことができなかったので、
一日中バスに乗って乗客たちと話しをしていました。


会場にいたある大学教授が手を挙げ、
こんな質問をしました。


「あなたの障害のある妹さん、
つまりバスに乗って一日を過ごす女性は、
はたして『生産的』なんでしょうか?」


この質問に対して、精神分析医のダニエル・ゴットリーブさんは、
こう考えました。


「『生産的』とはいったいどういうことなんだろう?

皿を洗ったり、洗濯をすれば、生産的なのだろうか?

そうなのかもしれない。

では、ただ誰かと一緒に座って、
思いやりを示すことはどうなのだろう?」



バスに乗って一日を過ごす女性は、一日中ずっと、
乗客たちの人生に喜びをもたらしていたのだと、
信じているというダニエルさん。

以下は、四肢麻痺であるダニエルさんが、
自閉症の孫・サムに書いた手紙です。

「わたしには世界を変える必要などないし、そんな力もない。
だが、誰かと一緒に気のおけない楽しい時を過ごしたり、
誰かの話を、それまで誰もしなかったような方法で聞いてあげたり、
誰かの考え方をちょっぴり変えるような話をすることは、
できるかもしれない。

もし、そうなれば、その一日はよりよいものになるだろう。
自分の一日は生産的だったと感じ、
そういう一日を過ごせたことに感謝できるんだよ」

「サムへ
思いやりを示すとき、そしてそれを受け取るとき、
君は『生産的』になれる」



----------------------------------
●【支援セラピー】*^^*
----------------------------------

人を支援するとき、
「生産的なこと=具体的に目に見える結果」
を求めていないだろうか?

目に見えない生産的な結果も、
見える人でいたい。

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【出典】 「人生という名の手紙」 
      ダニエル・ゴットリーブ (著)  児玉 清 (監修)

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
精神世界においての生産性...如何なる場合でも、又は大小質を問わず癒しとなる行動行為は現代人にとって最も必要と思われる正に形無き生産的要素であると思いました。
ディオニュソス
2011/07/27 06:11
精神世界においての生産性...如何なる場合でも、又は大小質を問わず癒しとなる行動行為は現代人にとって最も必要と思われる正に形無き生産的要素であると思いました。
ディオニュソス
2011/07/27 06:13
ディオニュソスさんへ
確かに、人に癒しを与える行為は、生産的と言えますね。コメントありがとうございます。
ごとお
2011/07/27 06:26

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