目に見えない、オシャレな親切。

高齢者施設に入っている、
77歳の女性のお話です。

3月3日の「ひな祭り」の日、
中島さんは、施設の活動で、
折り紙の「おひな様」を折っていました。

右手はマヒしてまったくききません。

左手で一生懸命にやっても、
まわりのみなさんのように
きちんと折ることができませんでした。

できないので泣きたくなりました。

「へんてこだ」
という出来栄えのおひな様を、
施設の自分の部屋へ持って帰り、
おひな様に目を入れました。


その目もまた
「へんてこだ」
と思いました。


でも、せっかくだから、
施設でいただいたひなあられを供え、
自分だけのお祝いをし、
その日は寝ました。


次の朝、
「おひな様」の横に、
手紙が置いてありました。

職員のMさんからの手紙でした。

手紙を読んだ中島さんは、
真の親切というものを感じました。

その手紙の内容とは・・・

Mさんの手紙の内容とは・・・

Mさんのオシャレな親切とは・・・






「私は、あなたが折っているのを見て
 手伝ってあげようと思った。

 でも、あなたは真剣だった。
 
 うまくできなくても、
 それを完成させたときの喜びを味わうだろう。
 
 また、左手でできるという自信を持つだろう。
 そう思って、じっと我慢していた。

 ごめんなさい」
 



~ 涙が出るほどいい話 第八集 「小さな親切」運動本部 (著)より ~

 
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◎作業療法士の【支援セラピー】
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「我慢する」って、
 実はとってもエネルギーが必要です。

 手を出したほうが、楽です。

「手伝ってあげない」は、
「何もしない」わけではありません。

「我慢する」「見守る」は、
目に見えない、オシャレな親切です。

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この記事へのコメント

Heart さん
2008年06月01日 11:39
素敵なお話ですね。
食事のシーンでも、時にせかしてしまう光景を時々見かけます。
本人に手が麻痺があるため職員が介助する利用者さんなのですが、
わたしはその職員から介助を代わって、本人にスプーンを持たせて、その手を支えるようにして口に運びます。
するとそれまで食べなかったのに、食べてくれることが度々あります。
本当は自分の手を使って食べる方が美味しいものです。
ごとおです。
2008年06月01日 21:05
Heart さんへ
たしかに食事の介助って、
どこまでしてあげるべきか、
非常に難しいですね。
いつもするどいコメントありがとうございます。

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