「うしろ」「前」「横」 どれ?

ある小学校の障害児学級の研究授業でのことです。

8人の子どもたちに対して、
7人の先生と介助員の方がついて、
それぞれの子どもに「応じた」
国語の課題を「支援」するというものでした。

ある先生は、子どもの「うしろ」からおおいかぶさるようにして、
子どもの鉛筆を自分も握り、
「支援」していました。
プロ野球の監督なら、細かく指示を出す野村監督タイプです。


また、ある先生は、子どもの机の「前」に陣取り、
机の前で子どもの「間違い」を指摘していました。
プロ野球の監督なら、ビシッとしかる星野監督タイプです。


また、ある介助員は、子どもの「横」にすわり
何気なく子どもの様子を観察し、
あたかも「友人」のごとく、子どもを「支援」していました。
プロ野球の監督なら、肩を抱いて激励する原監督タイプです。


やり方いろいろありますが、

一体、どれがいいんでしょう?


「横にすわって友人のように」
というのが、あたたかくていいような気もします。
でも、それが正解でいいのでしょうか?
誰にでもあてはまることなのでしょうか?

「過保護」「あまやかし」・・・。
不安材料も頭に浮かびます。

金八先生のように、
「この、バカチンがっ!」って
しかってあげられる関係ってのもいいですし・・・。


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◎作業療法士の【支援セラピー】
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やり方はいろいろあるけれど、
何が正しいのかなんてわからない。
考えれば考えるほどわからない。

わかんないから正解なし。

とにかく、
引き出しをいっぱい持っていればいい。
あとは、
相手によって柔軟に。

そして、
「ひょっとして自分のやり方は間違ってるのかも?」
って、
いつでも振り返ることができるようにしておけば、
OK!

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こんな解釈をしてくれた方もいます。ありがとう!!
 → サリーさんの「初・漢字セラピー」


出典: 教育学者・中原淳さん(東京大学准教授)のブログ 
     エッセイ 「支援する」という事の意味  

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