作業療法士の【じまん話セラピー】 *^^*

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「できましたーっ!」

リハビリ室のすみっこで叫んだのは、うめさんでした。

完成した手芸作品を高々と上げて、
リハビリ仲間に披露する
50過ぎのおじさんの笑顔は、

少年になっていました。


不自由な手でなんとか作り上げた
「いびつな籐カゴ」は、
間違いなくうめさんの

「じまんの品」になっていました。

うめさんからのコメントはたった一言だったのですが、
同じ立場の仲間たちには、
それだけで十分なメッセージでした。

自然に拍手が沸き起こりました。
「じまんができるようになった」
うめさんの成長を、たたえていました。


2年前、うめさんは脳卒中で倒れ、
右の手足が不自由になりました。

「仕事もできない、何もできない」といって、
しょんぼりと、ひっそりと、
アパートでひとり暮らしをしていました。


面倒見のいいお姉さんのすすめで、
渋々とリハビリ通所を開始したのですが、

リハビリを開始した当初は、
自分の欠点を全力でさがしていました。

「できない」「ダメだ」
が口癖でした。

まわりの仲間がうんざりするくらい、
「しょんぼり」という言葉がぴったりな人でした。




「俺にもなんかできるかなぁ・・・」



うめさんがぼそっといったのは、
リハビリを開始してから半年くらいたったころでした。


自分よりも身体が不自由な人が、
いろんなことにチャレンジしている姿を見ているうちに、

「このままじゃあいけない、自分を変えたい」
と思ったそうです。



うめさんは、

「何もできない」と思ってから、
2年ぶりに「じまん」ができました。



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◎作業療法士の【支援セラピー】
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すでに認められている人の「じまん話」は、
長くなりがちです。

「長いだけ」なんてこともあります。

でも、
認められたいと思っている人の「じまん話」は、
短くても、
もっと深いメッセージがあります。

「じまん」は、大いにしてもらいましょう。
「じまん」ができる場を、用意しておきましょう。

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