作業療法士の【釣竿 or 魚?セラピー】

飢えた人、裸の人、家のない人、病気の人、
体の不自由な人、愛されていない人、
誰からもケアされない人のために奉仕した
マザー・テレサ。


その姿に、たくさんの人が感動したのですが、
彼女の行動に疑問を持った人がいました。


マザー・テレサの施設にやってきたある人が
こんな質問をしました。

      ↓

「あなたの方法には問題がある」

「貧しい人にはそのものをあげるのではなく、
 これから魚を釣るための
釣り竿を与えたほうがいいのではないか?」


ただ食べ物を与えるだけでなく、
自分で収入を得られるような手段を与えたほがいいと言うのです。



マザー・テレサはこう答えました。





「ここに来る人は働けないくらい弱っているのです。
 まず、魚を食べてもらわなくちゃ!




そしてこう続けました。





「自分で行動して、稼げるようになったら、
ここからは去っていきますよ。
 そうしたら、あなたが釣り竿をあげてくださいね」


本当に貧しい人の実態を、やんわりと教えてくれる言葉でした。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


身体障害者が通う福祉施設でのこと。
それは冬の寒い日でした。

施設に初めて来たYさんに、
新人のスタッフがこう言いました。

「ここでは、自分のことは自分でやってもらいます。
 ですから、コートはご自分でハンガーにかけて、
 お部屋に入ってください」


しばらくして、
Yさんは泣き出しました。


右手足がマヒし、車いすに乗っていて、
心が「うつ状態」だったYさん。

病院でリハビリはしてきましたが、
上着を一人で脱ぐことは困難でした。

さらに、立ち上がってハンガーに
上着をかけるなんて、
やったことがない動作でした。



いずれ釣り竿が使えるように
支援するとしても、


まずは魚が必要でした。



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◎ 作業療法士の【支援セラピー】
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子育てだってそうです。
上司が部下に接するときも同じです。

魚をあげただけで満足してはいけませんが、
いきなり「釣り竿」って・・・
ってこともあります。

釣竿か?
魚か?

いつ?
何を?

・・・?

大いに悩みましょう。

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正解はないのかもしれません。
でも、正解を求めて悩むのが、
「人と人」なのではないでしょうか。
悩めれば、とりあえずOK! ・・・ですよね?

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【参考文献】 マザー・テレサ (雑学3分間ビジュアル図解シリーズ) 
        神渡 良平 (著)



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