一発で問題解決したバスの運転手さんの一言とは?

重度の障がい者が通う、福祉施設でのことです。

最近この施設に新しく入ってきたマコトさんは、
知的障がいがあり、
言葉をしゃべることが難しく、
いろんなことにこだわりを持つ、
18歳の青年です。

がっちりした体で、
よくピョンピョンと飛び跳ねて喜んでいます。


この施設では、利用者を大型のバスで送迎します。

帰宅するときのことです。

マコトさんは、誰かが家に着いてバスを降りると、
その空いた席が気になり、
そこへ移ろうとします。

それだけで終わればいいのですが、
自分の座っていた席も気になって、
また戻ってきたりします。

バスの走行中、唐突に何回も席を立ち、
あぶないのでした。



スタッフは、バスに同乗し、
シートベルトをはずさないようにする工夫をしたり、
最初に座る席を変えてみたり、
何か他のことに興味がいくようにしてみたりとかしましたが、
どれもうまくいきませんでした。


~ 1ヵ月が過ぎました。 ~~~~~


ある日、バスの運転手さんが、
一言でこの問題を解決してしまいました。


知的障がい者支援のスペシャリストたちが、
試行錯誤を繰り返して解決できなかった問題を、
運転手のおじさんが解決してしまったのです。


いつもぶっきらぼうな運転手のおじさんは、
こう言いました。



「だったら、
マコトさんを最初に降ろせばいいんじゃない?」




・・・それだ!!

誰も気がつきませんでした。
席が空くから落ち着かなくなる。
ならば、そういう人は、一番最初に降りてもらえばいい。

次の日から、
送迎ルートを変え、マコトさんの家に、
最初に向かうことにしました。


問題はなくなりました。

運転手さん、ナイスです!


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●【支援セラピー】*^^*
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相手を変えることばかり考えないで、
自分だって変わらなきゃね。

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この記事へのコメント

Heart さん
2009年05月11日 10:59
ホントに運転手さん、スゴイです。
やっぱり木を見て、森を見ずなんでしょうね。
ごとお
2009年05月11日 22:29
Heartさんへ
いろんな人の意見を聞くとか、違った視点で見るとか、少し遠くから見てみるとか、いろんなことを考えさせられる出来事でした。

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